寛容と要求

「リーダーとして成功するには、寛容であらねばならない。多様な性格、特徴、好みを持つ人たちが集まる組織が、共通の目標とビジョンに向かって一つになれるかどうかは、リーダーが寛容かどうかにかかっている」

ファーウェイ創業者・任正非氏語録です。
他にも、
「卵は外側から割られれば目玉焼きになるだけだが、内側から割れればクジャクが生まれる」
1987年に6人の共同出資者から2万1000元(約30万円)で中国深センで創業したファーウェイ。創業から30年で売上高 1000億ドル(約10兆円)の超巨大企業へ成長させた。今週の日経ビジネスの特集で取りあげられており、その考え方についつい見入ってしまいました。

当社グループの合言葉にも、
「寛容・調和・誠実を持って新しい事にチャレンジする」
この「寛容」という言葉が共通している。
任氏も述べていますが、社員には寛容だが、献身的かつ責任感と使命感を持つ社員を幹部に登用し、彼らには厳しい要求を課している。

寛容と要求、リーダーとしてバランスよく、その両方を備えなければならない。
卵も、外側から割りたくなる気持ちをぐっと我慢して、育てるということ。
どんな卵を産み落とすかはリーダーの仕事。それを大事に温めて、雛を育てて、内側から割れた時に、成果が上がってくるのでしょう。

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