証明問題!

数学の証明問題!
なぜ答えが出ているのに、わざわざ解き方を説明しなければならないのか!?
私も学生の頃は疑問に思っていました。
しかし、仕事をしていると、この論理的思考が求められます。
例えば、不良品が客先で見つかった。 なぜ不良が発生したのか?
対策書に必ず記載する 「なぜ・なぜ・分析」
答えは、不良が発生した。
その不良が起きたプロセス (なぜ・なぜ?) が、数学でいう「証明」に当ります。
例えば、資金繰りがうまく回っていないとします。
私の考えは、材料や製品在庫を持ち過ぎ(過剰在庫)
売掛金の回収が滞っている。
余計な物 (資産や設備) を買い過ぎている。
帳簿上では利益が出ているが、資産は減価償却があり、キャッシュが回っていない。
8割方、これらの思い付きが当たっているだろう。
私も、「在庫を持つな、在庫は金だ!」 と、社員に叱責するのですが。。
先日、財務会計を専門とする顧問先生から注意を受けてしまった。
先生 「学さん、相手にクレームを付ける以上は、納得出来るデータを提示しなければ行けませんよ!」
私 「そんなの、売上が増えていないのに、在庫が膨らんだら過剰在庫でしょう!」
先生 「その膨らんだ在庫とは、金額ですか? 数量ですか?」
    「担当者が適正在庫だと言いはったら、納得させられますか?」
私 「うっぅぅぅ。。。」
常日頃、購買担当者へは  「エアー便は禁止!」 と厳しく指導ている以上、担当から安全を見て発注しました
と言われたら、データを基に理論的に説明をしなければ担当者は納得しない。
結果が出ない営業マンも、
訪問件数のノルマはクリアしているが、なぜ売上が伸びないのかを理論的に証明してあげなければ、
「私は一生懸命にやっています!」 で話がそこで終わってしまう。
借り入れをする場合も、
綿密な経営計画と返済スケジュールを書面で説明しなければ信用は得られない。
勢いは大事だが、勢いだけでは世間は認めてくれない!
私も、感受性が豊かな方で、どうも感情が先へ突っ走ってしまう。。 自己分析です。。
時には 「えいや!」 も必要ですが、
部下の育成、会社の育成には、やはり納得させるだけのデータと分析が必要ですね。

関連記事一覧