人と車のテクノロジー

パシフィコ横浜で開催されていた、「人とくるまのテクノロジー展」に行ってきました。
自動車メーカーも出展していますが、
どちらかというと、メインは自動車部品メーカーの技術の見本市といった所でです。
今回の展示会、どこのメーカーも電子化をテーマに新製品をだしていた。
自動運転では、自動走行を体感できるシュミレーターマシンが数十社出しており、
その映像も、バーチャルリアリティー(VR ゴーグル) を付けて、
実際に街中を運転しているようなリアルティ―さである。
また、私が特に注目したのが、ヘッドランプのメーカーである市光工業が出していた
カメラモニターシステムである。
いわゆる、ルームミラーやサイドミラーの電子化で、ハンドル周りにいくつもの画面が付いていて
走行しながら、後部やサイド部が映像で流れていた。
教習所で、左右前後の目視を厳しく指導された時代が、
数年先には、ハンドル脇の画面を見れば、360°見渡せる時代になるだろう。
自動車メーカーも、エンジンではなく、電気自動車のモーターの展示に力を入れている様子であり、
アメリカのテスラモーターに負けじと、電子化を進めていた。
他にも、スマホ用のアプリ開発にも、安全を取り入れており、
普段手に持っているスマホに、GPSやセンサー機能を付けて、車や通行人、自転車の接近を
事前に知らせ、飛び出し事故を未然に防ぐ機能を発表していた。
2020年の東京オリンピックに向け、日本メーカーも海外自動車勢の電子化に乗り遅れないよう
開発合戦を繰り広げている。
東京モーターショウのような派手さはないが、部品メーカーに焦点を置いた、大変面白い展示会でした。
当社も、この電子化の波に乗って開発を進めなければ、近い内に乗り遅れてしまうだろう!

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