八つのほこり

4月から毎朝の朝礼にて、会社の社是社訓・考え方を、私なりにかみ砕いて、全社員に説明している。
社員にもそうですが、先ずは自分自身が腹に落ちていないと、皆から後ろ指をさされてしまう。
「学代表、いつも偉そうな事を言っているけど、自分は守れているの!?」
実際には、私も自問自答をしながら説明している訳であり、
あ~っ、ここは私も直さないとと、日々感じています。
さて、毎月実家で親戚の集まりがあり、
その中で、「八つのほこり」 という物を皆で読み合せしています。
おしい・ほしい・にくい・かわい・うらみ・はらだち・よく・こうまん
それぞれ人の悪い癖というか、欠点でありますが、
最近のニュースを見ていると、この八つのほこりに当てはまる気がします。
某政治家は、はらだち! アイドルを傷つけるファンは、よく! 
先日も、あるお客様から、30分かけて淡々と叱られてしまい、時には罵声や悪態も。。。
私も内の社員も、なぜこの人はここまで長々と怒っていられるのか、と半分冷めてしまっていました!
  
おしい とは、心の働き、身の働きを惜しむ心
ほしい とは、心も尽くさず、身も働かずして金銭を欲しがる心
にくい とは、自分のためを思って言ってくれる人に、かえって気を悪くして反感を持つ心
かわい とは、わが身さえ良ければ人はどうでもよいという心
うらみ とは、顔をつぶされたとて人を恨む心
はらだち とは、腹が立つのは気ままからであります
よく とは、人より多く身に付けたい、何が何でも取れるだけ取りたいという心
こうまん とは、思い上がってうぬぼれ、威張り、富や地位をかさに着て、人を見下し、踏みつけにするような心
要約すると、全ては自分中心に考える、「自己中」、「我儘」から来ていますよね。
これら「ほこり」を積まないよう、日々の心配りで払う事が出来ます。
頭に血が上ったり、ヒステリックを起こすと、わが身を忘れ我儘になりますが、
冷静になったら、人は反省するものです。
それなら常に冷静に!
なかなか難しい事ですが、少しでも直そうと思う心の持ちようですね。

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