戒め

今年に入ってミスが多く、大小様々な問題が発生している。 そもそも上層部のチェック機構に問題があります。当社は速さを武器に戦って来た故に、大抵の稟議はその日の内に下りてしまう。3日ルールと言う物があり、稟議書が役員に上がったら3日以内に承認or却下を出さなければならない。私が最終判断者なので、私の所まで上がって来た物は、大きな欠点が無い限りほぼGoサインを出しています。他の役員や部長職が厳しく精査してくれているだろう、それなら間違いは無いだろう。 自動車教習所で習う「〜だろう」運転ですね。
重箱の隅を突くなと言う言葉がありますが、小さな金額をネチネチ精査し過ぎて進まないケースもあります。本来であれば、大きな金額の物を厳しく精査しなければならないが、「高額な物は上に任せる」という責任転嫁が生じる。また、数百万円単位の稟議になると、担当者も「勢い」を持って提案してくる為、普通こんな初歩的なミスしないよね見たいな事が発生する。
全ては経営者の怠慢であり、厳しく精査していないから経営者が悪い。 皆さんが思う通りです。
対策方法は、ミスの起こらない、ミスが発見できる、ミスが是正できる仕組みを作らなければならない。
官庁や大企業であれば、判子を押した人は責任を問われ飛ばされる。承認印の重みがあるから、物事が決まらないし進まない。 良し悪しはあるが、それだけ厳しいシステムが整っていると言える。
また、人はミスをする生き物であるということ。 そこを前提に、マスターを作る、説明書や図面を作る、名前や品番を作る、見本を作る、ダブルチェック・トリプルチェックを入れる、作業ルールを作る、決めたルールが守られているかを確認する、守られないならその理由を突き止める、出来るまで教育をする。
とにかくこの負のスパイラルから抜け出す為に、私の愛車(バイク)を売りました。
自ら改革に取り組む、自分自身への戒めです。

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