敬意を払う

今日は自宅マンションの住民定例総会があり、昨年から管理組合の理事をやっているので、総会に参加して来ました。
総世帯数50戸と小規模でアットホームなマンションであり、住民は子育てが終わった年配な方たちが大半で、小さい子供がいる家庭に対しても理解があり、皆が親切にしてくれるので、結構住みやすく気に入っています。
定例総会が終わった後に、理事会が開かれたのですが、隣のマンションの理事長が急に来られました。 内容は、ちょうど隣のマンションが15年毎の大規模修繕を行なっており、当初ウチのマンションに接している壁の修繕は行わないと言っていたが、急遽工事を行う事になった為、そのお願いに来られました。 隣のマンションの理事長は最近就任しましたが、修繕工事を決めたのは前の理事長との事。 しかし、前理事長からの申し送りに、隣(ウチ)のマンションから一方的に断られ、険悪な関係である為に壁の補修工事が出来なかったとありました。 その話を聞いた我々理事たちはビックリ! 確かに、挨拶も無しに書面1枚で、修繕工事を行いたいから、ウチの敷地を使わせて欲しい。。。と、管理人室に工事業者からレターが投げ込まれていただけ。 そりゃ、何の説明も無しに、ただ使わせて欲しいとくれば、誰でも断るでしょう! それを聞いた隣の理事長もビックリ、「えっ、工事業者も他の理事も、誰もこちらへ説明に来て無いんですか!?」
最近、コロナを理由に、挨拶に伺うや説明に伺うなど、相手に会って敬意を払うことが疎かになっている気がします。 通常工事を行う場合は、工事業者や住民代表者がご近所1軒1軒回って、工期や注意事項、特に相手の敷地を利用したいなどのお願いであれば尚更頭を下げに行かなければならないはずですね。
今回は、お互いに誤解があったという事で、我々も隣人同士持ちつ持たれつ、安全であり条件付きであれば、利用しても良いと説明。 隣の理事長も、安心して帰られました。
海外や外資企業であれば、書面1枚で何でも通知して来ますが、我々日本人にとっては、礼儀を尽くす、敬意を払うことは、忘れてはならないという事ですね。
因みに、古株の理事の一人が、ウチのマンションの管理会社の代表者も、健康を理由に10年以上定例総会に来ていないと、ぼそりと嫌味を言っていました。。

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