ブームには注意

感染症対策品は面白いと思い、紹介を受けた抗体検査キットの販売戦略を立てようと3月頃に計画していた。ワクチン接種が活性化する。抗体ができているか誰もが知りたがることだし、それが自宅で手軽にできるためブームとなると予測した。取扱いを検討した製品はその中でも付加価値特徴のある製品だった。
その時、どうも薬事法が気になり、取り扱いをせず様子見していた。その製品は他社に紹介されていったようで、9月には月間500万円の売り上げを達成したとのこと。

先週のことである。厚労省から抗体検査キットは薬事法に沿っていなければ、全面的に輸入販売停止するとの通達があったとの情報。税関の方で止められることとなり、取り扱い企業10社に直撃した。輸入は出来ず海外に返送となり、日本の在庫は廃棄処分となる。供給停止案内で混乱しているらしい。
現在弊社が雑品で取り扱っている製品は5アイテムほど。根拠資料を準備しているので問題ないが、再度入念に点検する。

ブームとなる製品は、参入するところが増える。急に増進するものは目が付けられる。そして販売量はいつかは下がる。その減衰が、一挙にくるか、じわじわくるか、ある底辺まで来たら水平線で根強よく続いていくか。後者であれば一番良い。いずれにしてもそれらを法的、継続性など見極めることは重要であり、これからの新製品において判断の元となる情報は最大限取っていき選択眼をさらに上げていく

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