諸行無常

座右の銘, 教訓1句があり、平家物語の冒頭>>
「祇園精舎の鐘の音、諸行無常に響きあり。盛者必衰の理をあらはす」

この句に気づき築かされることが多い。
今回の企業訪問で今期業績好調、チャンス到来とばかり、いけいけで自宅兼新社屋を完成させた社長さんとの話。海外製造メーカーから突然の生産中止の案内がきた。どんなに優秀な弁護士でも米国企業との裁判で勝てる目算は低い。社屋し売却するか最悪事業縮小。
絶好調の時こそ、調子にのらず、先を見通していくべきとの教訓。

あれだけブームとなった感染検査品もそうであった。弊社で販売ラインに載せようと画策したが、政府の方針で、突如輸入販売が禁止になったのは先月のこと。その企業は倉庫にある在庫は全部廃棄となると話していた。

企業や人生においても、現在関わっているモノは「諸行無常」。世の中のものは栄える、そして消えるの繰り返し。永遠に続くものはない。良い時でも調子に乗るなの教えである。
一方、生活に密着する製品や、嗜好品。人の命を救う商品は、さらにニーズが高まるのは好機であるが、一時減衰しても挽回する時がくる。新製品を進めながら、その間隔を短くするように我々は分析策略している。年間ではよい数字は残せるように。
先ずは前半戦。第一四半期乗り切っていく。

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