コンテナがない!やっぱり奴の仕業だった

年末に差し掛かりかなり積み込みの本数も増えています。冬のコンテナ積みもきついっすね。初めは体が冷えているので手足の先は冷たく温まるまで数トン積まないとですね。ご苦労様です。

そんなコンテナなんですが、最近大変な状況になっています。

いつもなんとなく朝来ているコンテナですが、実は12月に入り積み込み直前にキャンセルされることが立て続いています。理由を聞くと「コンテナがありません。」「コンテナ船が日本を寄港しなくなりました。(スルー)」が大きな理由です。

その都度業務の方で他の船に振り替えたり、運賃の交渉をしたりと1本のコンテナの予約を取るのに四苦八苦、予約を取ってもいつキャンセルされるかと積み込みまで不安を抱えているのが現状です。

なぜそんな状況になっているのかと言うと、やっぱりコロナウィルスが影響しています。

世界的にコロナウィルスの流行が始まり、6月ぐらいまで世界的にロックダウン、自粛が続きました。そうなると当然、ドライバーが減り、港の作業員もへり、船の乗員も減り、船も減って来ました。

全世界が自粛している時はよかったのですが、7月ぐらいから中国が最初に戻り始め、他国はまだ自粛中で生活必需品も少なくなり、中国からの輸出が急増。
しかし港に到着しても人がいないため下ろすの長期間かかってしまうためそこでコンテナが滞留。さらに船の数も減らしていたので、空きコンテナの回収ができず。

そこへ来てアメリカのクリスマス需要の中、コロナで、ドライバー不足、シャーシ不足でアメリカ内陸に行ったコンテナが戻ってこれない状態に。

クリスマス需要で中国からアメリカに行くコンテナは20feetで90万個とも言われています。

こんな状況が重なり、深刻なコンテナ不足、船の空きスペース不足に見舞われています。そうるると今度は運賃の上昇へと繋がっていき、コロナまえに比べ5倍にもなっています。

コロナの影響っていうのは計り知れないところにやってきます。何が起こるかかわからない世の中。起きた時には臨機応変な対応をできるよう、できる限りの準備をです。

年末年始、藤沢、那須わせて6本ものコンテナが控えております。何卒ご協力よろしくお願いします。

神戸についたコンテナ船も大変だ!

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