人との距離

緊急事態宣言が出て一週間が過ぎました。

感染拡大防止には、人との接触を距離を開け、極力減らすのがポイントとなります。
人との距離を開けても今までと同じように仕事や生活をすしていくには、代わりに何かで開けた分の距離を埋めなければなりません。その何かがやはりIT技術なんですね。

人と人とは物理的に距離を開けた分、仮想的に距離を縮めようとする。

シーゲナーリ

って哲学者風に書いてみました。

昨年の緊急事態宣言の時もそうでしたが、宣言が出ると社内システムの管理が急激に忙しくなって来ます。

人との距離の分を詰めようと、まずPCや今までLANにつながっていなかったスマホなどのモバイル端末が全てLANにつながり始めます。しかし、一つのLANには接続台数に限界があり、台数を超えるとオーバーフローして繋がらなくなってしまいます。

現在、LAN接続数は残り4%の所まできており切迫した状態が続いています。台数でいうとあと10台の機器がつながるかどうかのところです。

次にそのLANに繋がった端末が、Web会議やLive配信、リモート接続でコミュニケーションを始めます。そうなると今度はデータ量が急激に増えてきます。急激に増えたことによって、データが詰まってしまい、通信速度が落ちてネットワークダウンにつながってしまうこともあります。

データ詰まりも頻繁に発生していて、ネットワークの再起動をせざるを得ない状況となっています。

そのIT利用のスピードが早いだけにセキュリティー対応は最低限がやっとです。

現状結構ギリギリなところまできている状態。接続制限、データ制限、セキュリティー強化をすればネットワークの安定化が可能ですが、この緊急事態宣言下、仮想的距離(バーチャルディスタンス)まで保てなくなってしまっては仕事にならなくなってしまいます。

今時、当たり前に使えるのがインターネットでありネットワーク。
有事の時にも当たり前に使えるようなネットワーク環境を整えていく。

関連記事一覧