インパクト投資

土曜に経営者のセミナーと懇親会があったので、参加してきました。
題名にもあるインパクト投資ですが、内容としては、社会的および環境的なインパクトの創出を目的とした投資手法が財務的収益に繋がると。。なかなか難しい題材ですが、分かりやすく書くと、客先や社会が困っている問題や環境などの将来的に解決すべき課題をしっかり理解し、それを解決する事業に投資していくということです。 それがSDGsであったり、カーボンニュートラルやリサイクルの問題だったりとします。 ただ、セミナーに参加した人の意見で、日本と海外のメーカーや消費者の考え方が少し違っており、北米や欧州の消費者は、環境に良い物であれば価格が上がっても構わないという考え方に対して、日本は環境に優しくても価格は据え置きで。 我々生産者側としては、材料費やコストが上がるのだから同等な価格は難しいです。 長くデフレが続いている日本のマインドが、なかなか変わらない、変えられないのでしょうか。 ちょうどトヨタが配信しているトヨタイムズを見ていたら、豊田会長が、ダイハツなど関連会社の一連の不祥事に対して、各関連会社のトップを集めて講義をしておりました。内容は「次の道を発明しよう」 トヨタが自動車生産に乗り出した背景に、世の中の人たちへ安心安全なモビリティーを作る事で、皆の暮らしを豊かにしていく事。(私の要約なので間違っていたらすみません)と社会を豊かにすることを目的で始めています。 その先人たちが作り上げてきた車を、守りつつ、また新たな革新を生み出していくことが理念にあります。 それが、世の中のメディアや投資家からは、高い利益を出せば評価される、この利益至上主義が現場に過ちを与えてしまった。 やっていい事とやってはダメな事、今回はそのやってはダメな事をやってしまった。 創業者の豊田喜一郎氏は、自動車以外においても、燃えない住宅を作りたいや、航空機を作りたいなど、社会を豊かにすることを懸命に考えて行動していました。 その時代、その時代のインパクト投資が、企業の価値を上げていくということなのでしょう。

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