防災対策

数日前から発生している千葉東方沖での群発地震。こちら神奈川でも頻繁に揺れを感じ不安な所です。
小さな地震が頻発する事で少しずつエネルギーが放出されているのか、はたまた大きな地震の予兆なのか、色々説はありますが、人間には自然はどうなるかわかりません。いずれ大地震が起こるだろうと言われている中、十分に備えておく事は損にはならないでしょう。

新宿オフィスではビル全体の収容人数が増え防火管理責任者を置かなければならないと消防からの指導が入りました。私が20年前に受けていた防火管理責任者講習修了証があったので、私を防火管理責任者として届出の手続を進めています。

書類としては大きく3つ、防火管理責任者選任の届出、消防計画作成の届出、消防計画となるのですが、項目一つ一つが消防法の用語からきており、宅建業法とも違い意味を理解することから始まりました。

なんとか記入例を見ながら作成し、最寄りの消防署に提出となりましたが、テナント部分だけではなく、ビル全体の防火管理責任者と統括防火責任者の選任とそれぞれの消防計画が必要である事追加で指示を受けて帰ってきました。
その中身を調べるとさらに複雑でボリュームもあり、オフィスには1・2人しかいないのにどこまでやればいいのやら、消防に相談しながら進めていこうと思います。

その防火管理の中には建物の規模にもよりますが防災管理も含まれていました。地震、大規模テロ、大雨・強風に対しても自衛組織をして自衛消防組織で災害を被害を最小限に抑える仕組みとなっていました。日本全国のほとんどのビルがこのような防災対策をしている事を思うと、日本の防災意識の高さを感じます。
その結果を表すようかのように過去日本では大きな災害が起こると日本人の行動について、海外からたびたび賞賛声を聞くことがあります。

災害で極限状態の中自分に課された責任や義務を誠実に果たそうとする
パニックや暴動、略奪などが起こらない
食料支給時においても順番をしっかり守る

非常時でも社会的な秩序を守れることは日頃の防火管理者等の防災の仕組みや、小さい頃からの防災教育があったからこそなのでしょう。

改めて防災に対する認識を新たにした次第です。

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