
シンプルイズベスト?
休日は朝食後に家の掃除や片付け、ちょっとした補修作業などをしていると、気が付けば半日ほど過ぎてしまいます。
先日も掃除をしていたのですが、ハンディタイプの掃除機の吸い込みが悪くなってきたため、安価な昔ながらのコード式掃除機を購入しようと家電量販店へ行きました。
コード式掃除機のコーナーを見てみると、少し前まで話題の中心だったサイクロン式掃除機の展示数が減り、その代わりに紙パック式掃除機の展示が増えていることに気付きました。しかも、価格も決して安くなく、高機能な上位機種が多く並んでいました。
店員さんに聞いてみると、サイクロン式は吸引力が持続するというメリットがある一方で、集塵カップの清掃やフィルターのメンテナンスが必要で、分解や組み立てにも手間がかかります。そのため、「結局は紙パック式の方が楽で使いやすい」と感じるユーザーも多く、再評価されているようです。
そんなはしをしながら工場の設備やツールも同じだよなと自問していました。
新しい設備は自動化や高機能化が進み、生産性や品質の向上に大きく貢献します。しかし、その一方で構造が複雑になり、メンテナンスやトラブル対応には専門的な知識が必要になります。
昔の設備は機能こそ限られていましたが、構造がシンプルで故障原因も分かりやすく、現場で修理できることが多くありました。最新設備が必ずしもすべてにおいて優れているわけではなく、シンプルで扱いやすいことも大きな価値なのだと思います。
もちろん技術の進歩は大切ですし、私たちの会社でも新しい設備やDX、AI、先日のランチで説明させてもらったBIなどの活用を積極的に進めています。しかし、新しいものを導入する際には「本当に現場で使いやすいのか」「維持管理まで含めて効果があるのか」という視点も欠かせません。
便利さや高性能を追求するだけでなく、誰でも使いやすく、長く安定して運用できることも重要です。掃除機売り場で見た紙パック式掃除機、買っちゃいました。


