
挨拶は人と人をつなぐ第一歩
現在、滋賀と藤沢を行き来する生活を送っていますが、この二つの地域で生活していると、挨拶に対する環境の違いを感じることがあります。
滋賀では一軒家の社宅に住んでいます。家の前を掃除していると近所の方と顔を合わせますし、ゴミ出しの時や散歩の途中でも自然と「おはようございます」「こんにちは」と声を掛け合います。そこから「今日は暑いですね」「最近お仕事はどうですか」といった世間話に発展することも少なくありません。挨拶をきっかけに人との距離が縮まり、地域とのつながりが生まれていることを実感します。
一方、藤沢ではマンションに住んでいます。マンションには住民以外にも配達員の方、工事業者の方、来客の方など、多くの人が出入りします。そのため、エレベーターや共用部ですれ違った際に、「住民の方なのかな?」「声を掛けてもいいのかな?」と少し躊躇してしまうことがあります。同じ日本でも住環境によって挨拶のしやすさが変わるものだと感じています。
そんな中、最近子どもが通い始めた道場を見学する機会がありました。そこで先生がおっしゃっていた言葉がとても印象に残りました。
「先にするのが挨拶で、後にするのが返事です。」
当たり前のようでいて、改めて考えると奥深い言葉です。
私たちは誰かに声を掛けられたら返事をします。しかし挨拶は、相手から声を掛けられるのを待つのではなく、自分から行うものです。つまり挨拶とは受け身ではなく、自ら行動することだということです。
仕事でも同じではないでしょうか。
職場で朝一番に元気な挨拶があるだけで、その場の空気は明るくなります。取引先への訪問時も、まずはしっかりと挨拶をすることで信頼関係の第一歩が始まります。社内でも部署や立場を超えて挨拶が交わされる職場は、自然とコミュニケーションが活発になり、困った時に相談しやすい雰囲気につながります。
挨拶そのものに大きなコストはかかりません。しかし、その効果は計り知れないものがあります。
当社の社是に「挨拶」が掲げられているのも、単なる礼儀作法としてではなく、人とのつながりを大切にし、良い職場環境や良い人間関係を築くための基本だからではないでしょうか。
「おはようございます」
「ありがとうございます」
たった一言ですが、その一言から始まるご縁や信頼関係があります。自分から先に声を掛ける「挨拶」が出来ることを心がけていきましょう。


