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甥っ子の結婚式へ行ってきました。
甥っ子夫婦は二人とも20代で同じ高校へ通っていた同級生、共通の友人たちも多く、地元、学校、職場とたくさんの友人たちに囲まれた結婚式・披露宴でした。
祝いの席ではありますが、私も多くの若者達が集まり、皆ではしゃぐ姿をなかなか見る機会がないので、会場の親族席から眺めるだけでも幸せな気分になれました。 場の雰囲気もありますが、皆元気があって、新郎新婦たちを囲んで写真を取り、友人たち皆で若い夫婦の門出を祝う、そんな姿を見るだけでも感動します。
甥っ子も、緊張しながら皆の前でしっかりとした声でスピーチをする姿に、昔の幼い面影を思い出しながら、あ〜立派になったなと心から嬉しく感じました。
自分ではなかなか気づきませんが、10代、20代と、歳を重ねていくうちに、周囲からはそんな温かい目で見守られるのでしょう。
いち叔父としての感想ですが。

先日、経済評論家で元経産官僚の岸 博幸さんの公演を聞いてきました。
その講演の中で、若者も含めた日本人全体で「推し活」をしている人口は、2,500万人いると話しいました。 日本の人口の1/4の数であり、今も若者を中心にその人数が増えていると言います。
それでは、なぜその「推し活」がここまで増えているのか?
岸先生曰く、全ての日本人、特に若い世代の人たちが、今の日本の社会に夢が持てないからと説いていました。
自分がこうなりたいという夢が持てないから、その夢を、好きなアイドルや芸能人、スポーツ選手たちが頑張って夢を追いかけている姿へ、自分の夢に置き換えて応援している。そんな時代なのだと思います。
昔は、若者たちの夢を夢中になれる仕事に置き換えて叶えようとしていた人たちが多く、高度経済成長期においては、頑張った分だけ報われる時代でした。 それが、長い30年のデフレ経済で、モノの価値も価格も下がり、日本の経済成長は周りの国々から追い抜かされ、その差は広がっていくばかり。 我々中小の製造業も、価格競争に巻き込まれ、なかなか資源をイノベーションへ変えていくことができていない。 日本でも成長しているテック企業やIT企業は多くありますが、日本の9割は中小企業です。
他にも、SNSの広がりで、自分の好きなことや趣味が共有できる仲間たちと簡単に繋がることができるようになったことも大きいです。昔は地元の友達、学校の友達、職場の同僚たちといった、ほんの身近な人たちとの繋がりでしかなかったものが、SNSで日本中、世界中の人たちと共通する趣味で盛り上がれることができるように変わってきました。 そのコミュニティーに参加し、同じ仲間たちと一緒になって応援できる「推しの子」が広がってきているのでしょう。
決して「推し活」の広がりは悪いことではありませんし、昔からファンクラブなどの推し活はあり、一つの文化でもあります。 しかし行き過ぎてしまうと、経済的にも精神的にも問題になりつつあります。 その方向を変える役目として、我々経営者たちが、そんな若者たちの居場所を作ること。 皆が夢を持てる会社を目指し、その夢の広がりが社会を押し上げて行くことだと話していました。

話が広がり過ぎてしましましたが、今回甥っ子の結婚式で、皆礼儀正しく、その中で盛り上がれる、友人の幸せを皆で祝い、そして次は自分たちの幸せを掴み取ろうと。 その若者たちのパワーを活かせる社会、環境を整えることが我々おじさんたちの使命なのでしょう。


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