インドネシア事情

先週は、お客様周りを中心に動いていたのだが、どこへ行っても聞くことは、インドネシアはビジネスがやりにくい国との事。

 大きな原因はここ数年の労働賃金の過剰な上昇。古くからやっていた企業は、安い労働賃金時代の製品価格が定着しており、賃金上昇しても、製品価格に反映できないでいる。

東南アジア全体的にそうなのだが、インドネシアは顕著である。 さらに現在インドネシアでのガソリンの価格は 1L 45円日本から比べれば非常に安いのだが、からくりは、90円のガソリンを政府が半分補助して45円で市民に提供している。(税金を取るどころか、補助してるガソリン代

道路が増えない原因のひとつだろう。) しかしながら、昨今の原油だかで政府も維持しきれず、近々 65円となる見込み。それに伴う、反対デモも各地で発生している。デモを行っているは労働組合。

どんな所にも首を突っ込んでくるのである。 ガソリンが上がれば、物の値段もつりあがり、そしてそれが来年の賃金上昇へとつながる。

 そのような背景のなか製造企業も値上げのタイミングを計っている状況である。

関連記事一覧