勤勉な日本人から勤勉な外国人へ

金曜日、中国とベトナムが大晦日(旧正月の前日)という事で、
ベトナム人の研修生を連れて、食事に行ってきました。
ベトナムでの大晦日は、家族が集まって食事をし、新年を皆で祝うという。
皆でお酒を飲みながら、当社に来て3年間の思い出を聞くと、
帰りたい気持ち半分、もう少し日本に残りたい気持ち半分と、
うるうると涙を流す場面もありましたが。
彼ら、彼女らにとって、成人を越えたとはいえ、異国(日本)で過ごす数年間は、やはり寂しい思いもある。
その中にも、色々な日本人や仲間たちとの思い出があり、
「日本に来て良かった!」との感想に、私もうれしい限りでありました。
私も、海外で駐在していた時は、たくさんの人たちに助けられたなあっと思い出し、私までうるうる!
本当、素直な子たちが来てくれたと、こちらの方が感謝をしなければならない。
ここ数年、海外の人たちが町に溢れていると気づきます。
土曜日、新宿に行く用事があり、時間があったのでビックロを覗いてみたら、
お客も店員も、皆外国人である。
興味のあった、シャープの育毛付きドライヤーを、中国人の店員が熱心に説明してくれた。
流暢な日本語も驚いたが、製品知識も細かく勉強している様子であった。
当社で働くスタッフもそうだが、日本に来て働いている外国人は、とても勉強熱心である。
3年の研修期間で、日常会話なら普通に談笑が出来るし、
ちょっと小難しいビジネス会話も、簡単な単語を選んであげれば、十分通用するレベルである。
先週出張で行った、中国での駐在員たちは、現地に3年間いてもほとんどしゃべれない人が多かった。
私の中国語も大分錆び付いてきてしまったが、彼らのような日本に来ている外国人の必死さは、
もっと見習わなければならない。
当社も、ここ数年で、外国人スタッフを全体の40%まで増やしている。
私の秘書も、優秀な中国人スタッフに任せ始めている。
ほんの十数年前までは、日本人が前線に立って、海外子会社の管理や指導を行っていたが、
そろそろ、外国人が日本に来て、管理や指導をする時代になるのでしょうか。
日本人である以上、日本は日本人が守る!
そんな気持ちが少しでも残っているなら、もう一度、教育を見直し、勤勉回帰が必要なのでしょうか。

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