今年最後のブログ

Withコロナで働き方が変わってきました。
政府主導の働き方改革により、年5日以上の有給取得や残業削減など、日本も欧米に合わせて厳しく制限を掛けるようになりました。 私も昭和を知っているし、若い頃は有給なんてあって無いようなものでしたので、今の休みが取りやすくなるというのは良いことだと思います。
しかし、政府の考えとして、強制的に働き方改革を企業へ要請することで、日本が諸外国より遅れている生産効率UPが進むと考えている点は、正直疑問に感じます。 日本は欧米と違い、雇用が法律で極端に守られている為、例えば効率や成果が上がらない人がいても契約解除が難しい仕組みがあります。 その為、非正規社員という、中途半端な法律が出来て、企業が都合の良いように利用していると世論から叩かれていますが、実際には政府が作った政策なので、批判の矛先が違うように感じます。 政策は考えるが、運用は企業任せという、いったい日本はどこへ向かおうとしているのでしょうね。。 結局企業は、働き方改革を守るために、非正規社員を増やすし、大企業は下請けへ過剰労働を押し付けて、自分たちはコンプライアンス遵守と掲げているのが実態であり、生産効率を見れば、世界でもワーストだと言われています。 このコロナ禍での混乱は横目に、守れないのは企業努力足りないと。。
このコロナ禍で原材料の高騰が続いていますが、我々のような加工企業は、お客様への説明や折衝を試みても、なかなか値上げを認めて貰えず、面倒なことは時間をかけて先延ばしにするという国民性があります。
他にも、年賀状や表敬訪問、年末年始の挨拶回りの風習に、細かい物になるとFAXや電話など、このコロナによって変化がありましたが、まだまだ不合理な所がたくさん残っています。 しかし、私はこれはこれで良い風習だと考えています。 欧米のドライな付き合いとは違った、人間味・情と仁義を大切にする日本の良い所だとも思っています。 人と人との繋がりで商売が成り立つ。 会社や仕事への帰属意識と仲間意識は、唯一欧米に勝る日本企業の強みなのでしょう。 会社の朝礼で、これからは合理主義と当社理念の融合が必要と話しました。ある意味ハイブリットであり、自動車でいうとエンジン+モーターのように、二つの良いとこ取りですね。
当社は当社なりの独自な経営と考え方の共有を行なって行きたいということです。
Smapの歌にもありますが、No.1でなくOnly 1 を目指すということです。
当然、今の時代に合わせる努力も必要ですし、もっとその先(魁)も目指さなければなりませんし、創業からの先人たちの想いも引き継いで行かなければなりません。 そのどれかを選ぶので無く、それらを一色単にMixして、良い企業文化を作っていくということです。
今年最後のブログとなり、結局まとまりの無い内容となってしまいましたが。。毎回、想い想い好き勝手に書かせて頂き、ご愛読頂いている方々には心より感謝申し上げます。 少しは皆さんのお役に立てていれば嬉しく感じます。
来年もこの調子で頑張って行きたいと思います。

みなさま、良いお年をお迎えください。

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