時代の変化とともに

大型トラックに設備を積み込む作業が続いています。
何台も手配しているので、毎回ドライバーさんが違うのですが、どのドライバーさんも感じの良い人たちばかりです。
昔の重量物を扱うドライバーさんのイメージは、無口で愛想がないけれども、こだわりを持ち、荷積みと運転は一流という職人気質の方が多かった気がします。そして、そんなドライバーさんに信頼を置いていたものです。

そんなことを頭の片隅に思いながら、今回のドライバーさんはご年配で、一見職人気質な方かなと思いながら積み込みを始めると、我々と一緒になって貨物の積み方について意見を出し合いながら作業を進めてくださいました。
その中でも、ドライバーさんの意見は我々とは違い、プロとしての視点が感じられました。

時代の変化でしょうか?
現代では職人気質のあり方が変わってきているようです。
若手不足が深刻になっており、「見て盗め」から「育てる」ことが必要な時代になっています。
また、ハラスメントに対する社会の目が厳しくなり、逆に顧客からのハラスメントも懸念されるようになってきました。
難しい作業や重要な作業では、コミュニケーションが不可欠となっています。

今の日本を築き、支えてきた職人さんたち――。
その職人たちがいなくなった後、日本はどうなっていくのだろうかと考えることがありますが、
時代の変化とともに、コミュニケーションが取れる新しいタイプの職人へと変化し、これからの日本を支えてくれるのだと思います。

時代の変化により社会が変わっていく中で、自分自身も変化していくことが必要なのですね。

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