スローガン

49期が始まり、スローガンのポスターを作りを皆に依頼しています。 今期のスローガンは『全社員が消防士』ではなく『全社員が営業マン』です。 当社の社是・考え方の中にもあり、昨年からも強調していたので、またかぁと思う人もいますが、それでも営業はとても大事な要素です。 新規事業の売上げがなかなか上がらないことも、既存事業の売上をキープさせていくことも、新市場や新顧客を開拓していくことも、全ては営業活動にあります。 例え良い製品を作っても、画期的な開発品を作ったとしても、世の中の人たちに買っていただかなければ自己満足で終わってしまいます。to B とto C では宣伝の仕方も変わってきますが、両方やっている当社にとっては、もっとマーケティングや宣伝活動の知識とアイデアを掘り下げて行かなければ、ごまんといるライバルには勝てません。 また当社の知名度も認知して貰わなければ売上は伸びないでしょう。全ては営業ありきと言ったら言い過ぎかもしれませんが、例えば専業農家の家族が朝から晩まで休みなくせっせと働いても世帯年収は500万円にもなりません。その農家から野菜を買って売っているスーパーの社長さんは、恐らくその3倍は稼いでいるでしょう。 確かに消費者からのクレームや売れ残りなどリスクはありますが、農家がせっせと野菜を作る時間と労力を考えたら、何だか報われない気がしますし、台風や天候不順で不作になれば、全て農家の家族が負担しなければなりません。
ゲーム理論で市場でいう親(主導権)になって利益を総取りできるのはどこか? 業界によっては、売れたら金を払い、売れない在庫は全て返品、そんな流通が今でも続けています。 我々中小の製造業が、本気で販売に力を入れたらきっと脅威になるはずです。 農家がスーパーや農協を通さずに直販する動きが、このネット社会で増えてきましたが、そこには新たにAmazonや楽天などネット上で販売チャンネルを持つ会社が中抜きするという仕組みがあります。 それなら、我々がプラットホームを作り、宣伝も行い、流通も行う。物を作って売るまで、全て一つの企業が行えば、もっと売上も利益も上がるはずです。 口で言うのは簡単ですが、企業には得意不得意があるので我々のような素人集団がやってもとてつもない時間と労力が必要です。ただ、オールインワン工場として、今まで自給自足を進めてきた当社の新たな挑戦ということでしょう。

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