ありがたい

このブログサイトでは何度か「当たり前の反対は有り難い」について書いていますが、最近もまさにそのような境地にあります。

ある工場からの設備の引越し作業をしているのですが、電気契約が解除されており、電気のない工場なのです。水もポンプで汲み上げていたため、ポンプが動かず水が出ない。水が出ないということは、手洗いやトイレも使えない状態での設備の引越し作業となりました。設備の解体では、まず光がなく真っ暗な状態の中、ヘッドライトで手元を照らしながらの作業。電気工具は使えず手作業。電動フォークリフトはバッテリー切れで使えず、設備の移動ができない。そんな状況下で、少しずつ作業がやりやすくなるよう工夫をこらして進めていきました。

エンジンフォークリフトを借りて設備を動かせるようになると、「おおっ!」。最近性能が良くなったポータブルバッテリーやバッテリー工具を持ち込んで、「おおっ!」。ペットボトルに入れた水で手を洗い、「気持ちいい!」。

こうなってくると、普段は当たり前に使っているものが、使えるたびに感動し、有り難く感じるようになります。そして、昼食を買いに行ったコンビニ。入った瞬間の安心感。ありがたいですね。
普段、何気なく身の回りにあって使っている物や道具、サービス。普段はその有り難さに気づかないけれど、実はとても貴重なものなんですね。

昨今、地球上ではいくつかの国で紛争が起きたり、自然災害によって普通の暮らしができていない方々が大勢います。ところで、巷では「7月5日に大災害が起きる」との噂があったのをご存知でしたか? とりあえず、私たちの地域では何事もありませんでしたが、九州鹿児島の方では地震や噴火が起きており、現地の方にとっては大災害です。「嘘だ本当だ」といった様々な意見があるようですが、こうして普段通りの生活ができていることに、有り難さを感じ、感謝する日としても良いのかもしれませんね。

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