
分別の重要性
工場の片付けを進めていまして残置されている産業廃棄物の処理に四苦八苦しています。産廃の処理にはとにかくコストがかかる現実に直面しています。分別されていればされているほど、処理費は安くなり、鉄などは有価になるものもあります。しかし逆にいろいろ混れば混ざるほど処理コストが高くなっていきます。
今回の経験から処理コストを整理するとと以下のようになります。右に行くほど処理コストは高くなります。
有価物 < リサイクル < 安定型廃棄物 < 管理型廃棄物
安定型と管理型とは何かというと、どちらも埋め立てなのですが埋め立手た後の管理コストが違うのです。
安定型:雨水にさらされても性状が変化しにくく、有害物質の溶出やガスの発生の恐れが少ないもの。例えば、廃プラスチック、ゴムクズ、コンクリート、金属等
管理型;腐敗や分解、雨水による有害物質の溶出の発生の恐れがあるため、整った施設で厳重な管理が必要。紙くず、木くず 繊維くず、汚泥等
という事ですが、分別さえされていれば上記の廃棄物もリサイクルが可能なのです。例えば廃プラはプラスチック原料に戻りますし、紙くずも段ボールやトイレットペーパーとして利用できますし、コンクリートも砕いて再利用可能です。
今回の状況から、捨てるときのことまで考えて、日頃から分別しておく大切さを実感しています。いろいろなものを一緒にしてしまうのは簡単ですが、後から分けるには手間も費用もかかります。分別すれば何でもリサイクルできるわけではありませが、素材や状態に応じてきちんと分けることで、資源として再利用できる可能性は広がります。処理費用を抑えるだけでなく、限りある資源を無駄にしないためにも、分別は大切なのです。
これからの社会では、ものをつくるとき、使うときだけでなく、使い終わった後にどうするか廃棄までを考えたものづくりが、ますます重要になると思います。「捨てて終わり」ではなく、「次にどう生かせるか」という意識を持ちたいですね。
工場でも、まずは不要なものを増やさないこと。そして、廃棄する際には、決められた場所に、決められた方法で分けて出すこと。一人ひとりの小さな行動が、会社全体の改善につながります。必要なものを必要なだけ持ち、大切に使い、最後まで責任を持って分別する。そんな日々の積み重ねで、環境にやさしいニッセイエコを目指していきたいと思います。
これだけ進んだデジタル時代でAIが発達して、廃棄物をほとんど出ない製造方法や混ざったものから資源を取り出す方法を見つけるかもしれません。しかし、どれほど賢くなっても動かすための設備やエネルギーが必要でありそこから廃棄物が出てくる、切ってもきれない縁なんですね。


