民法

土曜は学校へ行くことにしました。
学校と言っても資格取得のTACです。オンライン授業も選べますが、敢えてクラスに入って対面授業を選んでみました。 コロナ禍で7人ほどしかいませんし、年齢もバラバラ、目的が資格取得の為なので雑談すら無いですが、それでも教室で講師の授業を受けるのが、とても新鮮な感じがして楽しいです。
さて民法と聞いて、難しいそうと思うかもしれませんが、条文だけ読んでもちんぷんかんぷんです。
条文が1046ある民法ですが、民法の定義は、「私法の一搬原則」
簡単に言うと、個人と個人を規律する法律です。
一番使われるのは、不動産の売買や賃貸契約、婚姻や親子(親権)、相続などに関係します。
元は明治時代に作られた法律で、戦後と最近3年前に大幅な改正がされましたが、昔の言い回しや用語の意味を知るのに時間がかかりそうです。
最近の改正では、成人年齢が20歳から18歳に引き下げられました。 また結婚できる年齢も、男性18歳、女性16歳から、男女共に18歳以上となりました。 成人の年齢引き下げは、憲法改正に若い人たちの方が賛同している為と言われていますが、真実は謎のままです。。
法律には、
私法:民法や商法 → 当事者の自由意思を尊重し、個人と個人の間を規律する(柔軟)
公法:憲法や刑法 → 当事者の一方(又は双方)が国や地方公共団体である場合と規律 (平等)

私法である民法の基本精神は「約束した事は守れよ」です。
約束を守らない(訳あって守れなかった)が起こるので、民法や商法という法(ルール)を作って、個人の財産を守る目的があります。 勉強してて面白いのが、どっちが可哀想かで決めている点です。
例えば、AさんがBさんに土地を売って、Bさんがその土地をCさんに売ったとします。
実は、AさんがBさんに脅されて売った土地なら、AさんはCさんから戻すことができます。
しかし、AさんがBさんに詐欺にあって売った土地は、AさんはCさんから戻すことができません。
(注:Cさんがその土地が脅されたことも詐欺にあったことも知らなかった場合)
説明すると、脅されて恐い思いをしたAさんはCさんより可哀想だから土地を戻せる。 しかし、詐欺にあったAさんも可哀想だが、騙されたAさんの不注意もあるので、何も知らないCさんから取り上げる方が可哀想だから土地は戻せない。
この可哀想理論で考えると、案外すっと頭に入ってきます。 会社も民法に近い考えがあり、社員間の問題解決として、どっちが可哀想かでジャッジするケースがあります。 特に内の会社は、その傾向が高いですが。 平等にジャッジするのって個人間の問題だと案外難しいし、第3社が平等と思ってジャッジしても、当事者にしてみれば平等と思えない事の方が多いでしょう。 誰でも自分が可愛いですので。
なるほど、だから民法は柔軟に出来ているのかと理解できます。
話が長くなってしまいましたが、新しい知識、知らないことを学ぶというのは楽しいし、新しい知識を皆に話すと自己満足度が上がって、もっと勉強したくなります。
是非皆さんもどんどん新しい知識を身につけ、皆に自慢してみてください。

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