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慰霊登山

全社員を連れて御巣鷹山慰霊登山を無事に行うことができました。
各班のリーダー・副リーダー、慰霊の園で行った慰霊祭での雅楽・献撰者、またこの2日間のイベントを数ヶ月前から企画・準備を行なってくれた実行委員の方たちに、心から感謝いたします。 ありがとうございました。
何人か子供達も参加してくれた80人の大所帯での研修旅行でしたが、予定時間より早めに事も運び、何事もなく、スムーズな団体行動のできる統率力と社員間の気遣いは、当社の強みである団結力の表れだと思います。
慰霊の園での事故概要の説明や、尾根での520人の墓標を見ていると、改めて事故の壮絶さと犠牲者の方々の深い悲しみを感じます。 墓標に写る子供達の写真を見ていると、彼ら彼女らの将来がそこで止まってしまったのだと切ない気持ちになりました。
京都大学大学院の藤井聡教授が称える「認知的焦点化理論」という心理があります。 人間が心の奥底で何に焦点を当てているかによって、その人の幸福感を表しています。 詳しくはネットで調べて欲しいのですが、利己主義の人か利他主義の人かによって、その人の人生・幸運が変わってくるというものです。理論としては個人に焦点が当てられていますが、企業としての集団であっても、子供達の将来や他人の将来(社会の将来)のことをしっかりと考えている企業(仲間)だけが、繁栄し続けて行けるのだと考えます。 今回も、JALの職員に交じってJALの役員(常務)も御巣鷹山の参道整備のボランティアに参加されていました。事故から38年の月日が経ち、恐らく事故当時の職員も既に定年を迎えているでしょうが、先輩たちの償いを今もしっかりと引き継がれていました。 当社は、直接は日航機墜落事故への関わりはありませんが、他にも様々なボランティア活動や地域清掃を通して、また自動車や輸送機、医療機器向けの製品を作っている以上は、安全安心な製品作り環境作りを行なっていかなければならない責任があります。 また私自身、社員一人一人が安全への意識を高めて、ご家族や子供たちを悲しませない職場作りを引き続き指導していきます。
昇魂之碑の前で手を合わせ、このような悲劇を起こさないよう、また起こさせないよう、固い決意を誓って参りました。

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