達成感

当社は製造部署、間接部署問わず、ほとんどの部署で外国人の方が働いております。

文化の違いや言葉の壁、もちろん業務の内容などに苦労している人もまだまだおりますが、当社の外国人の方はみんな優秀かつ真面目だなぁ、と感心することが非常に多くあります。

私が入社した10年近く前の時に居た実習生も同様で優秀でしたが、所属は製造部が多かったですよね。

それが今では製造部だけに限らず、色々な業務に携わっている外国籍の従業員が多く、しかも講義を行うくらい日本語やプレゼンも上手な人も増えてきております。

言葉や表現としては不適切かもしれませんが、以前は、まず担当の業務をしっかり覚えて、ルール通りに遂行してくれたら良い、日本語もコミュニケーションが取れるくらいは頑張ってもらおう、という感じでした。

今は少し違いますね。業務を覚えてもらうことはもちろんだが、どんどん新しい事に挑戦してもらおう、日本語も読み書きだけではなく意味合いも含めて教えていこう、という形ですね。

私自身、このような方針(指導、教育)の中で一番気にしていることは達成感を持たせること。これは日本人も同じですね。

なんとなく今日も仕事をやって、終わって、家に帰る。これだけでは、達成感が生まれませんよね。

例えば、問題点が発見され、何か改善をしなければ箇所があったとします。

上司が対策を考えて、それを実践させることが一番近道かもしれません。ですが、それでは部下は達成感が生まれません。

部下の考えを聞く、取り入れる、やらせてみる、そういう中でアドバイスする程度でいる方が、部下は達成感が生まれやすいのではないかと感じております。なぜなら、目に見える成果物を作り上げたからですね。

一番の効果としては、考えるようになるということ。考える習慣を付けさせるきっかけになります。

やる前(やらせる前)から、ああだこうだ、と言ってしまったら、おそらく部下はもう考えることを止めてしまうでしょう。上司や先輩としての助言は大事ですが、どちら(自分?相手?)目線の助言かどうかを意識しなければいけません。

働いているみんなが達成感を得られやすい職場、それを作るのは上司であり、先輩です。

「慰め合うのではなく、励まし合う」

みんなが相手を伸ばすことを意識した雰囲気を作っていきたいですね。

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