考え方

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インドネシアへ

インドネシアへ工場監査に行ってきました。

朝礼での元気な挨拶に出迎えられ、いざ監査へ。
すれ違うスタッフや作業者から次々に挨拶をされ、実に気持ちの良い工場。
数年前はルールが全く守られなかった工場が、嘘のような統制ぶりである。
その答えが、徹底した人事評価にありました。
挨拶をしなければ、イエローカード!
納期を守れなければ、イエローカード!
不良を作ってしまったら、イエローカード!
イエローカードが数枚集まったら、業務から外され、5S係り(掃除担当)に回されてしまう。
反対に、目標をクリアすれば、グリーンカードが貰える!
責任者曰く、スタッフに先ずは約束(ルール)を守らせる事。 
以前は、ミスをしたら怒鳴られ叱られるだけ。
人は叱られても、しばらくすると慣れてしまい、30分我慢をすればそれで終わり。。
次第に、ミスを隠すようになり、バレなければ大丈夫という習慣が根付いてしまう。
実際に人事評価される項目は、全て数値化されていて、
全ての社員がAランクやCランクなどでランク付けされてしまう。
他にも、出来高やコストなど全ての数値はデータベース化され、
作業者から上がるチェックシートも、データ入力しグラフで分析までされている。
監査をしていても、画面上に次々と欲しい資料が出てくる。
全てがExcelでの資料だが、データ間を関数やピボットでリンク付けし
シート上のボタン一つで次々に監査の質問事項の答えが返ってくる。
正直、他の工場に比べて、遥かにIT化(データ管理化)が進んでいる。
日本側も、デジエを使って資料の共有化が進んだが、
現場では、如何にデータ分析を行っていこうかと四苦八苦している。
お金をかけてソフトを組んでも、そのデータがどこへ行こうとしているのか?
建てたい家(ゴール)を決めてから、それに必要な資材(データ)を作り、集めてくる。
さあ、次回は中国を監査して来ます。
どんな変革があるのか、楽しみである!
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