考え方

社是、社訓、考え方

我が振り直せ

年末も近づき、社長から私が受け持っている部下の評価をしてくれと頼まれ、人事評価表に基づいて評価をしています。
私もこの立場となり、個人個人に対しては頭の中でざっくりと評価をしているものの、評価表に基づいて点数付けをしたり、文章に書き記すことはあまりしないので、いざやってみるとなかなか難しいことに気付かされます。
また、評価項目の内容を読んでいると、「さて自分は出来ているのか?」と、自問自答に陥ってしまい、なかなか評価が進んで行きません。
“人の振り見て我が振り直せ” 
(他人の言動を見て、良い点は学び、悪い点は自分の振る舞いを反省し改める)
このような諺(ことわざ)がありますが、人の欠点ばかり目に付き、いざ自分はというと、他人から見れば同じようなことをしてしまっているものです。

相田みつをさんの言葉にも、
“一番わかっているようで一番わからぬこの自分”

例えば、中小企業の役員さんを見ると、仕事はバリバリ、多少性格に難あり、みたいな人もたまにいますが、大手企業の役員さんは、ほぼ全員、人柄も穏やかで礼儀正しい人たちが多いです。
恐らく、たくさんのライバルの中から出世して、大人数の人の上に立つのであれば、それまで人事評価もたくさんしてきているでしょうし、自分の振る前ひとつで他人からの評価も信用も悪くなってしまうことを、身を持って学んでいる人が多いのでしょう。
仕事もバリバリ出来て、性格も良い。
誰から見ても、素晴らしい人格者になりたいし、目指して行きたいですね。

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