道具の適材適所

連日の猛暑で、熱中症の危険が高まり、外出を控える人が増え、公園からも子どもの姿が消えるなど、あちこちで暑さ対策が進んでいます。
そんな中、人の都合などお構いなしにぐんぐん成長するのが草木です。特に工場周辺の雑草は、夏前に一度刈ったにもかかわらず、すでに生い茂っていました。

ということで、最近は草刈りに追われる日々です。
本社周辺は草むしり程度で済むため、カマと軍手があれば十分でしたが、滋賀の工場は広く、そう簡単にはいきません。

作業は暑くなる前、朝5時から開始。カマの代わりに登場するのは「草刈機」です。3台の草刈機で一気に道端の草を刈っていきますが、その勢いで刈られた草が道路に飛び散ってしまいます。
そこで登場したのが「ブロワー」。飛び散った草を一気に吹き飛ばしてくれました。

雑草が片付いたと思えば、今度は気になってくるのが雑木の枝。ノコギリで地道に切っていたところ、今度は「チェーンソー」が登場。これもまた一気に枝を切り落としてくれました。

こうした道具の登場で、草刈りと枝切りが非常に効率よく進み、炎天下になる前に作業を終えることができました。それでも汗だくで、1時間に1回は休憩を取りながらの作業でした(汗)。

草刈機も、ブロワーも、チェーンソーも、すべて混合油で動くエンジン式。手作業とは比べものにならないほど作業が進みます。
あらためて、文明の力のすごさを実感しました。

そして、改めて気づくのは、「その場その状況に応じた道具」があるということ。
カマで木を切ることはできませんし、ノコギリで草を刈ることもできません。
適切な道具を、適切な方法で使うことが、もっとも効率的なのです。

モンキーをハンマーがわりに使う。マイナスドライバーで表面を削ったり、こじ開けたりしてしまう私…
今一度道具の使い方を見直してみてはどうでしょうか。

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