
衣替えから感じた「活かす」という考え方
今日は衣替えのために、夏服の整理をしました。
子どもたちが着れなくなった服を捨てずに、近くのリサイクルショップへ。
店に行くと、なんと査定は5時間待ち。
それだけ多くの人が、モノを「捨てる」より「活かす」方向へ意識を向けているのだと感じました。
子どもたちにも、モノを大切にする気持ちを持ってほしいと思います。
使わなくなったら捨てるのではなく、「どうすれば使い続けられるか」を考える。
小さな行動ですが、こうした意識の積み重ねが、環境にも社会にも良い循環を生み出します。
ビジネスの世界でも同じだと思います。
近年、製造現場ではリサイクル材の活用が急速に進んでいます。
たとえばプラスチック部品の一部に再生樹脂を使用したり、
製造工程で出た端材を粉砕・再成形して再利用するなど、
「捨てずに循環させる」工夫が各所で見られます。
これにより、原材料コストの削減だけでなく、
廃棄物の減少・CO₂排出の抑制といった環境面でのメリットも生まれています。
また、リサイクル材を扱う際は品質の安定化が課題になりますが、
成分調整や混合比の最適化など、技術面の改善によって
「新品と遜色ない品質」を実現している企業も増えています。
結果が出ないからといってすぐに手放すのではなく、
「どこを見直せば活かせるのか」「どうすれば再び価値を生み出せるのか」を考える。
リサイクルは単にモノの再利用ではなく、考え方を磨く行動でもあります。
これからも“捨てない発想”で、人も仕組みも活かし続ける仕事をしていきたいと思います。


