
常識と非常識
「それ、常識だから。」
仕事の現場では、よく耳にする言葉です。
けれど、その“常識”の外側にこそ、新しいアイデアや価値が生まれるのではないか。最近、そんな事を改めて感じる場面がありました。
先日、住宅関連のお客様との打合せの一幕。
「こんなカタログ製品をやり始めました」という話題から、客先の技術者の方がふと一言。
「この形に出来たら、今ある製品に付加価値が生まれるよ。」
そこから一気に話が弾み、用途や形状、現場での使われ方まで具体的な製品構想へと発展していきました。
決してゼロから何かを生み出そうとした訳ではありません。今ある製品をベースに、“少し視点を変えただけ”の話です。
住宅業界に限らず、どの業界にも
「こうあるべき」
「今までこうやってきた」
という暗黙の枠があります。
その枠の中で考えていると安心感はありますが、同時に発想もどこか似通ってしまう。
しかし、その「こうあるべき」に対して一度立ち止まり、
「それって、なぜ?」
と問いを投げかけてみる。
たったそれだけで、非常識と思われていたアイデアが、実は一番理にかなっていることに気づく場合もあります。
常識を疑うことは、決して否定することではありません。
常識を理解した上で、一歩外に出てみる。
その先に、新たな価値や次の製品が生まれていくのだと感じた打合せでした。
今日もまた、「当たり前」に小さな「なぜ?」を添えながら、仕事に向き合っていきたいと思います。


