考え方

社是、社訓、考え方

状況判断の大切さ

最近の子供たちはとても恵まれているなと感じます。
スマホの普及により、必要な情報を早い段階から入手できる環境が整っています。さらに地域では、元プロ選手や元日本代表選手が直接指導してくれるスポーツクリニックが頻繁に開催されるようになりました。子供たちにとっては本当に幸せな時代です。

こうしたクリニックに参加して気づいたことがあります。どの選手も口を揃えて伝えていること――それは 「状況判断のスピードを上げること」 です。

例えばサッカーの場合、試合時間は90分。しかし、自分が実際にボールを持ってプレーできる時間はわずか2〜3分と言われています。その限られた時間で成果を出すには、一瞬の判断力と、効率的で確実なプレー選択が不可欠です。そして重要なのは、判断した行動が間違っているかもしれないと気づいた場合には、柔軟にキャンセルや修正もできることです。これにより、チーム全体として最善の結果に近づけるのです。

この考え方は仕事にも通じます。
それぞれが「自分だけの考え」で動いてしまうとチームは乱れ、誰からもボール(チャンス)が回ってこなくなります。しかし、会社の方針や考え方を迷わず理解し、確実に遂行でき、かつ状況に応じて修正できる人間には、自然とチャンスが集まり、成果をつかむことができます。

だからこそ大切なのは、
「今、自分はどんな立場にあるのか?」
「この場面で最善の選択は何か?」
を常に考え、柔軟性も持ちながら行動すること。

スポーツの現場で子供たちが学んでいるように、私たち大人もまた、日々の仕事の中で状況判断の力を磨き、迷わず行動しつつ必要に応じて修正できる人間こそ、本当にチャンスをものにできるのだと思います。

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