
100年続く企業を目指して
世界の企業数から見ると、日本ほど「長く続く企業」が多い国はありません。
創業・設立から100年を超える老舗企業は日本に約4万社以上存在し、世界全体の半数以上を占めていると言われています。
先日、100年を超える長寿企業の勉強をする機会がありました。
全体的に書けない部分もありますが、一つ明確に感じたのは、時代の変化に合わせて会社も変化し続けなければ、企業は存続できないということです。
同じことを長年やっていても、いずれは時代が変わり需要がなくなってきてしまいます。
例えば現代では、メディアの媒体はテレビからインターネットが主流となり、一世を風靡したテレビ業界でさえ衰退の方向です。
また、デジタル化やAIが登場し、これまでのデータの扱いが変わってきました。
それにより、従来型の製造業も厳しい環境下に置かれることでしょう。
一つの事業の寿命は約30年。30年に一度は事業内容を変えていく、または新しくすることをしないと衰退していってしまうと言われています。
当社にて過去を振り返ると、ディップ成形から創業し、約25年後、環境の変化に合わせ社名をニッセイエコに変え、コルゲートの製造を開始し、家電業界から自動車業界へシフトしました。
それからさらに25年が経ち、50年を迎え、インフラ事業という新たな事業で、自動車業界から工業土木業界へ進出を始めています。
このインフラ事業が次の30年へとつなげるアイテムとなって、成長させていかなければなりません。
取引先・お客様・地域社会との“ご縁”を重視するのも、日本企業の特徴です。
お客様をはじめ、仕入先様をも大切に、また地元ご近所様にも貢献することで、
結果的に企業の安定や発展につながっていきます。
「100年続く企業」を目指して、一日一日の努力と誠実な姿勢の積み重ねが、
結果として100年をつくります。
一人ひとりが日々の業務の中で“より良い未来”を意識すること。
それこそが、100年企業への第一歩となることでしょう。