
課題目標を達成することの大切さ
成果目標を掲げる前に、私たちはその土台となる「課題目標」を達成しているかどうかを振り返る必要があります。
成果目標とは「いつまでに」「どのような成果を生み出すか」を示すものですが、課題目標とは「その成果を生み出すために、具体的に何をすべきか」「どんな課題をクリアする必要があるか」を明確にしたものです。
課題目標を設定することで、次のような効果があります。
行動が明確になる
成果を上げるために必要な具体的行動が見えてきます。
道筋がはっきりする
ゴールまでの一連のステップが整理され、進むべき方向性が明確になります。
課題を把握できる
達成のために乗り越えるべき要素や障害を洗い出すことができます。
プロセスを重視できる
短期的で具体的な行動に焦点を当てることで、習慣化につながり、最終的な成果に結びつきます。
最近、子供たちのサッカーの監督と話す機会がありました。
その中で「勝つこと」という成果目標はピラミッドの頂点にあるものだが、その前に一つひとつ積み上げていく課題目標を達成しなければ、決して頂点には届かない。という話をされていました。
まさにその通りだと思います。
職場でも同じで、上司から指摘されたこと、自分自身で見つけたこと、あるいは環境から課された課題に対して、否定する前にまずやってみる。
その積み重ねが成果目標の達成につながっていくのだと感じます。
成果は一夜にして生まれるものではありません。
一つひとつ課題をクリアしていくプロセスこそが、最終的に成果を形にする大事な道筋なのです。